低線量率放射線が生体に与える影響の
発現機構に関する調査研究

母体内における低線量率放射線被ばく影響実験調査

放射線の影響は母体内、すなわち発生初期から胎児期にかけての時期での被ばく影響が大きいと想定されています。しかしこの期間における被ばくの影響に関するこれまでの知見は高線量率放射線に関するものがほとんであり、低線量率放射線を連続的に被ばくした場合の影響に関する知見はほとんどありません。

そこで本調査では、マウスの受精から出生までの全期間もしくは一部の期間に低線量率放射線を連続照射し、出産仔数や生まれた仔の寿命等のデータを取得し、母体内における放射線の影響について評価を行う際の科学的根拠となる情報を得るために調査を行います。

短期影響解析

低線量率放射線の連続照射を行った出生直前の胎仔を対象として、受精卵の生死、胎仔の発生異常、死亡胎仔数、外表奇形などについて調査を行います。 図3.4.1

長期影響解析

低線量率放射線の連続照射を行って生まれた仔マウスを対象として終生飼育し、出産仔数、体重、外表奇形、寿命、死因などについて調査を行います。 図3.4.2