成果報告会年度別一覧

平成28年度成果報告会青森市開催報告

本成果報告会は、排出放射性物質影響調査を受託している公益財団法人環境科学技術研究所（環境研）の主催で行われました。

小野理事長より開会の挨拶がされた後、前半では環境中での放射性物質の動きに関する研究成果について環境影響研究部から、後半では放射線生物影響研究に関する研究成果について生物影響研究部から報告されました。

前半では、環境影響研究部の大塚良仁研究員から「アルファ線を出す放射性物質濃度を身の回りで調べました」と題して研究成果が報告されました。なお、報告に先立ち、環境研の紹介や排出放射性物質影響調査及び環境影響研究の概要について説明がなされました。

後半では、生物影響研究部の高井大策研究員から「放射線の生物への影響は飼育環境に左右される」と題して報告がされました。なお、成果報告に先立ち、生物影響研究の概要や環境研の生物影響研究施設の紹介がなされました。

参加者	44名
回答数	36名　　回収率 82%　（内訳：男性 19名／女性 16名／無記載 1名）

開催情報入手方法

（1）好評な感想・意見（全体）

報告会、大変勉強になりました。ありがとうございます。 (同３件)
「成果報告会」の冊子はとてもみやすく、要点や解説がありわかりやすい。学術的な説明で信頼が持てる。一方で、もう少しやわらかくして欲しいとも思う。
今回の説明分かりやすかったです。配布資料があるので分かり易かったです。又今後の参考にもなるので、とてもいいのではないでしょうか。コンピュータからうつすだけではその場かぎりですぐ忘れてしまう。

（2）指摘を含む意見（全体）

（3）指摘を含む意見（個別）

環境影響の話はとても聞きやすかったが、生物影響の話は少ししゃべりがききずらかった。
用語解説は各元素毎に説明してほしかった。ポロニウムだけでしたから・・・
大塚先生のお話では、食品中のポロニウムについて、限られた時間ではありますがおしめし頂ければよかったです。
食事による内部被ばくについては、初めて知りましたが、どんな食品なのか具体的なものが知りたかったです。≪Ｑ．どんな食品にポロニウムが多く、あるいは少なく存在しているのですか?≫

（4）その他

生物影響研究(P.32)の免疫機能の活性化について、新潟県の柏崎・刈羽原子力発電所(東京電力）、再稼働については、この度の新潟県知事選挙の結果、野党候補が当選したことにより一層難しい局面が予想される。東京電力にとって上記発電所の再稼働は、福島第一原子力発電所の廃炉、費用捻出のためにもぜがひでも再稼働せねばとの思いがあるが、今後の動向に注目してもらいたい。
私は毎月のように青森市役所向いのげんねんECOスクールで勉強をさせていただいております。時間（私の）がいっぱいありますので、学ばせていただいております。日本は資源がありません、安全に安全をもって原子力を進めてください。
報告を聞いていると、なるほどと、よく分かった様に思いますが、やはり未知の物質ですよね。太古の昔から空気中に存在している放射線とは違う物質だと理解しているのですが。それで良いですが、この先も何とか理解しようと話は聞いていきたいと思っています。

(公財)環境科学技術研究所　総務部　企画・広報課

環境科学技術研究所は、六ヶ所村で放射線や放射性物質の環境中における分布や動き、及び低線量率放射線が生物に及ぼす影響に関する調査研究を行っている研究所です。

【電話】0175-71-1240　（受付時間　平日8:30～17:15）
【住所】〒039-3212　青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字家ノ前1番7