ネスティング手法


コンピュータによってある領域での物の動きを再現する場合、その領域を細かく分けて計算する必要があります。例えば川に水が流れる様子をコンピュータで再現したい場合、なるべく細かい部分ごとの水の動きに関するデータがあればより正確に再現でき、極端なことを言えば水分子1個1個の動きまで再現できれば理想的に再現することができます。しかしコンピュータの計算能力には限界があり、実際には計算できる程度の大きさの格子(メッシュ)に分けて計算します。

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海流について再現する場合、対象領域である海は非常に広大です。もし海のある特定の領域に注目して海流を再現する場合でも、その領域の外側の動きについても再現する必要があります。しかし領域の内側、外側を同じような大きさの格子に分けて計算していては、コンピュータの能力が足りなくなり、計算に大きな時間がかかります。そこで知りたい領域の外側は格子を粗くして計算し、知りたい領域の格子を細かくしてコンピュータで再現する方法をネスティング手法といいます。