リンパ球は、ほ乳類の主に血液やリンパ系組織に存在する白血球の一種です。その機能は、外部から体内に侵入した異物の排除など免疫系の主要な役割を果たす細胞です。人間のリンパ球を特にヒトリンパ球と呼びます。
リンパ球は細胞であるため染色体をもっており、また血液中に存在しているため体全体に存在しています。そのため、もし高線量放射線を被ばくした場合、採血してリンパ球の染色体の変化を調べることで、被ばく線量を精度良く推定することが可能です。
排出放射性物質影響調査では、この高線量放射線被ばくで使われている技術を、低線量放射線被ばくでも利用できるよう調査研究を行っています。
関連用語解説 免疫 染色体 低線量放射線
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