排出放射性物質影響調査

成果報告会年度別一覧

平成30年度 成果報告会 青森市開催報告

環境科学セミナー 皆で学ぼう〜環境と放射線〜

日時・会場

  • 日時:平成30年10月11日(木) 13:30~16:35
  • 場所:ウェディングプラザ アラスカ 4階ダイヤモンド
  • 参加者:81名

実施内容

本成果報告会は、環境科学セミナー「皆で学ぼう ~環境と放射線~」と題して実施しました。

本セミナーは、青森県のエネルギー総合対策局原子力立地対策課の笹山課長からの挨拶の後、第一部で気象予報士でNHKニュース番組のキャスターも務めた村山貢司氏より「最近の気象とエネルギーのはなし」と題してご講演頂き、第二部では(公財)環境科学技術研究所から成果報告を行いました。

成果報告会の様子

第一部 基調講演

第一部では、一般財団法人脳神経疾患研究所附属南東北BNCT研究センターの髙井良尋氏から、「がん放射線治療の最前線 ~がん細胞を選択的に破壊するホウ素中性子補足療法~」と題してご講演頂きました。

第二部 成果報告

第二部の成果報告では、前半は環境中での放射性物質の動きに関する研究成果について環境影響研究部から、後半は放射線生物影響研究に関する研究成果について生物影響研究部から報告されました。

前半は、「牧草への放射性セシウム移行低減に向けて」と題して環境影響研究部の武田研究員から研究成果が報告されました。 なお、報告に先立ち、環境研の紹介や排出放射性物質影響調査及び環境影響研究の概要について説明がなされました。

後半は、「母体内における放射線被ばくの影響を調べる」と題して生物影響研究部の中平研究員から報告がされました。なお、成果報告に先立ち、生物影響研究の概要や環境研の生物影響研究施設の紹介がなされました。

アンケート結果

1.参加者について

参加者 81名
回答数 66名  回収率 81% (内訳:男性 18名/女性 24名/無記載 23名)
年齢層
年齢層
過去の参加の有無
過去の参加の有無

2.本報告会を何でお知りになりましたか。また、主な参加理由をお聞かせください。(複数回答)

開催情報入手方法
開催情報入手方法
主な参加理由
主な参加理由

3.講演内容について

第一部基調講演の内容について

円グラフ:がん放射線治療の最前線、とても良かった70%、良かった30%

がん放射線治療の最前線

第二部成果報告の内容・資料について

牧草の放射性セシウム 吸収低減化に向けて
牧草の放射性セシウム 吸収低減化に向けて
牧草の放射性セシウム 吸収低減化に向けて
牧草の放射性セシウム 吸収低減化に向けて

4.再処理工場から排出される放射性物質に関連して行われているこのような調査研究(排出放射性物質影響調査)に興味を持てましたか。

画像:調査研究について 興味をもてた61%、特に変わらない12%、分からない1%、無記載26%

調査研究について

5.ご意見、ご感想

第一部基調講演の内容

  • 2100年まで生きれないが、地球温暖化が急速にすすんでいるんだということがわかった。
  • 気象とエネルギーから、農業、漁業、林業へとつながって、興味深かった。
  • 資料のイラストや表グラフ、折線グラフ、棒グラフとも非常に分かりやすく、かつ、読みやすく理解できる。
  • 著名な方から大変関心の高いテーマでお話いただけました。
  • 大変わかりやすい。簡潔で無駄がない。ニュースでは聞けない情報を話してくれた。
  • わかりやすかった説明です。ありがとうございました。
  • 気象とエネルギーのお話を聞いてみたかった。聞ける機会がなかったのでとても有意義なお話でした。
  • 時々ユーモア混ぜての説明が良かったです。
  • 気象から温暖化のことまで話して頂きよかった。
  • メディアが伝えていない、本質的なお話が聞けて勉強になりました。
  • 気象予報士であることのジレンマを大きく持ちながら、地球・人間の危機を訴えている。先生に拍手をおくりたい。
  • 地球温暖化に影響と気象の関係。災害の恐怖、大変勉強になりました。
  • 話術、話題性がすばらしい。
  • わかりやすくパネル使用説明されたことと、何より話し方で伝わるものが多かった。
  • 天気予報も精度があったり、市民としては大変うれしい限りです。しかしながら急に天気がかわったりして困ることもあります。昔よりは安心しています。命にかかわるといわれてもピンとこなかったが話をきいて納得!!
  • エネルギー対策の重要性を認識できた。
  • 温暖化でわたしたちの食料事情が変わるお話、とても身近で勉強になりました。
  • 異常気象、猛暑日、二酸化炭素の減らす等とても参考になる内容でとても良かった。
  • 知りたいと思っていた事柄に、ずばり明解にお話くださいました。一例として、最近若い女性予報士が多い理由を知りたいと思っていたところ(質問の前に)ご講演の中で、知りました。
  • 昨今の気象状況と知久温暖化でのこの先の取り組みやその他を学んだ。政府の予算が少ないことも知った。
  • 豊富なデータと飼料。
  • 世界が、日本がだけではなく青森がどうなるのか、というお話がわかりやすかった。
  • 説明が非常にわかりやすかった。
  • 身近な内容でとても分かりやすかったです。
  • 大変参考になりました。
  • 気象と食料の因果関係がズシンと感じた。
  • 温暖化影響について、たいへんわかりやすい説明でした。
  • 気象とエネルギーのお話を聞いてみたかった。聞ける機会がなかったのでとても有意義なお話でした。関係について、大変勉強になりました。
  • 分かりやすい。説得力がある。
  • 幅広い視野から気象との関係を話していただいた。
  • 温暖化メカニズムと再生可能エネルギーの将来性が理解できた。
  • 講演内容がわかりやすかった。
  • 具体的でわかりやすい。
  • 大変興味深い話を面白おかしく聞かせていただいた。ただデータが六ヶ所村だけというのはちょっと・・・。
  • 天気の話、おもしろく、わかりやすかったです。
  • 青森の気候を例に話してくださったのでわかりやすかった。
  • 最近の気象や気象災害の現状がわかりやすかった。
  • 温暖化によおり風が弱くなる。日射が減るという話は貴重でした。
  • 気象の話が興味深かった上に、再生可能エネルギーへの説明もあったから。
  • 気象と農業、漁業、温暖化改善など、いろいろなことと関連させた話だった。
  • 自然エネルギーの長所、短所や自然災害の影響などよくわかった。資料の天気図が多すぎる。
  • 話すスピードも心地よく、耳に入ってきた。
  • 自然災害が多い年なので、明日はわが身と思いました。
  • 未来の地球、日本、青森の気象環境がどうなるのか少しは想像できて楽しかった。

第二部基調講演の内容

  • 色々と実験データを発表されていますが、調査の結果を詳細に資料として公表されていますのが大変、わかりやすくありがとうございます。
  • いつも日本原燃の講座をうけているのでようやく解ってきました。
  • どちらも大事な研究だと思いますが、初めて耳にする内容だった。専門用語が多かった。
  • 毎年参加して成果結果を楽しみにしてます。
  • 毎年参加して成果結果を楽しみにしてます。説明される言葉、名前をTV、雑誌等で興味をもち、ひとつでも前に進めたらいい。
  • 専門用語でとてもわかりずらかった。もう少し平易な言葉でわかりやすく話してほしかった(牧草)。このように詳細なデータに基づきわかり易くおしえて下さり、ありがとうございました(母体内)。
  • 資料といっしょに聞けるので(手元に資料があるということは良い)分からないことは見直すこともできる。
  • カリウムによう放射性セシウムの吸収抑制効果のお話は、当方に役立ちました(小規模自家畑作者)。
  • 配付資料がとても分かりやすい。
  • 土壌とセシウム吸収性の関係は、むずかしい。他に関係性が強いパラメータあるようにもみえる。
  • セシウムとカリウムの吸収メカニズムが大変勉強になりました。
  • 生物影響の説明がスムーズで(順序立てが良い)。わかりやすかった。
  • 専門性が高く理解し難かった。説明もうまく理解し易かった。
  • 実験結果を絵で表して分かりやすかった。
  • 資料がわかりやすい。
  • 専門用語を理解していないと説明を聞いても内容をよく理解できなかった。
  • 何故セシウムを測定するのか進行司会者の説明でわかった。
  • 結果がわかりにくいものほど、分かりやすい説明が必要になると感じた。
  • 低線量率では生体にほとんど影響がないことが理解できた。
  • 低線量率被ばくの研究が進んでいること、内容が良く分かりました。
  • 資料がわかりやすい。
  • 草、土はそれにとどまっている、図もシンプル、マウスは動くイメージで、あくまでイメージです。中平さんはゆっくり伝えてくれました。
  • 専門的なことが多かったですがわかりやすかったです。資料もよくできていました。
  • 実験が科学的であり、結果をわかりやすく説明してよかった。

本報告会で今後聞いてみたい話や、今回の報告会の感想・意見など

  • 異常気象で日本全土に台風等で災害を発生していました今年は、地震のメカニズム等に関連することから今後も引き続き行って頂きたいです。開催してくださることを願っています。
  • 世界な人口増加と脱油・電力化が予測され、資源の争奪戦が益々激化することが見込まれている状況とわれわれの生活への影響について。
  • 原発の廃棄ゴミについて
  • とても勉強になりました。第二部は使用で帰らせてもらいます。家に帰ってから資料を読み勉強します。
  • 村山先生のお話を気象と温暖化についていろんな角度からお天気、身近な話題をあきさせなくお話くださってとても勉強になり、楽しかったです。ありがとうございました。
  • これからの気象のお話をもっともっと聞きたいと思う。一度や二度では解らないので、今後共聞きたいと思います。放射線は私たちの回りにはなくてはならないものです。
  • 会場がリンクステーションよりバスの便も良くよかった!!
  • 去年よりも説明がわかりにくいことがありました。難しいけど知りたいので又でかけたい。ありがとうございました。
  • 気象からいろいろなことが見えてきたことにとても勉強になりました。気象の変化で予測できないこともわかった。また予算の少ないのにもおどろきました。
  • 今回村山先生のお話は、気象から知久温暖化、農業、漁業、特に青森県に関してのお話わかりやすくて、良かったと思います。環境研の説明は、大学の勉強をしているようで、むずかしかった。
  • 特にないが来年も参加したい。知らないことがいっぱい知ることができる。毎回参加している人には連絡のハガキなど来ればいいと思う(住所、氏名など書いているものだから)。アンケート用紙に次回参加したいかの部分も行えば良い。
  • 第一部の講演者のプロフィールは、事前入手のチラシに載っているので解りました。第二部の発表者のプロフィールも配布資料に記載があれば、内容を理解するのに役立ちますので、おさしつかえない範囲であればっと感じました。
  • セシウム低減化について、しょくぶつ特に農作ものの種類に応じた移行率の違いについて、研究される計画があるのでしょうか。最終的には、土壌の種別と農産物の種別に対応したデータ、傾向について、効果的農業経営への貢献を。半減期を考慮すれば、セシウム以外の長半減期の放射性物質の研究も必要ではないでしょうか。(研究所要期間と成果の活用有効性)
  • マウスより大きな説明への影響はちがいがあるのか、どの程度違ってくるのかも知りたいです。
  • 継続して開催願いたい。
  • 今回初めて参加させて頂きましたが、次回も参加させていただこうと思いました。
  • 現地見学。
  • 原子力関連セミナーをもっと開催してほしい。こうしたセミナーに参加しない県民に、どのように知らせるべきかについても考えていただきたい。
  • さまざまな実験を続けて研究してください。未来のために六ヶ所がある限り、いくら再処理工場を対策といっても絶対それは、なしとげる事はできずに受け入れていくしかないかもしれないと思いながらも研究は続けてください。
  • 放射線に関する資料をたくさん頂きまして、今後、勉強してみたいと思います。
  • りんごの話は重大だと感じました。
  • 太陽光での揚水発電の説明の部分で、揚水発電の効率も知りたかった。福島事故の影響もあり、セシウム移行も低線量率時の影響についてもとても重要なテーマだと感じた。
  • 県民に、情報を提、公開することはいいことと思います。興味を持つ人が一人でもふえるといいと思います。
  • 会場の室温が高く、第二部を聞くににもならない。
  • 六ヶ所を見学したいけど遠くて無理なのが残念。
  • 一家に一台200万円で蓄電機が将来安価で利用できる様になれば二酸化炭素対策になるでしょうか。セシウムは30年間なくならないので、長い間の観察が必要だと思います。母体への影響はとても興味がありました。これからも続けてください。ありがとうございました。
  • 東奥日報に毎日のる天気予報の青森市の天気があまりあたらないと感じています。どうこを参考にしたら良いのかまたの機会にお聞きします。
  • 生殖機能への影響は寿命や病気などへの影響の調査結果を楽しみにしています。このセミナーの時、駐車場があることも明記してほしかった。

お問い合わせ

(公財)環境科学技術研究所 総務部 企画・広報課

環境科学技術研究所は、六ヶ所村で放射線や放射性物質の環境中における分布や動き、及び低線量率放射線が生物に及ぼす影響に関する調査研究を行っている研究所です。

【電話】0175-71-1240 (受付時間 平日8:30~17:15)
【住所】〒039-3212 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字家ノ前1番7

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