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青森県六ケ所村には、原子力発電所から発生する使用済み燃料を再処理するための再処理工場が立地し、今後操業する予定です。 放射性物質や放射線については、例えば、環境生態系における挙動など、詳細には解明されていないことも多くあります。 このため、県では、周辺住民の方々、ひいては県民の皆さんの安心・安全のため、再処理工場から排出される放射性物質による影響について継続的・体系的な調査(排出放射性物質影響調査)を行っています。 なお、再処理工場から排出される放射性物質から工場の周辺住民が受ける放射線量は、事業者による評価において、多く見積もっても1年間あたり約0.02ミリシーベルト(自然放射線量の100分の1程度)であり、健康に影響はないと評価されています。
排出放射性物質調査として、5つの調査と理解醸成活動を行っています
再処理工場から排出される放射性物質の環境中での動きや分布を解明し、人体及び環境生態系への被ばく線量を求める調査を行っています。※(公財)環境科学技術研究所に委託して実施しています。
再処理工場から排出される放射性物質の六ヶ所村沖合の海洋中における動きを再現・予測するシミューレーションシステムの開発と改良を行っています。※(公財)日本海洋科学振興財団に委託して実施しています。
少量かつ長期間放射線をあびた場合の生体への影響を明らかにする調査を行っています。※(公財)環境科学技術研究所に委託して実施しています。
再処理工場から排出されるトリチウムの生体への影響を明らかにする調査を行っています。※(公財)環境科学技術研究所に委託して実施しています。
六ケ所再処理工場操業開始前から青森県内の小児がんの発生に関するデータを継続的に収集・蓄積し、他のがんのデータとあわせて分析・評価しています。※青森県(健康福祉部 がん・生活習慣病対策課)が実施しています。
調査事業から得られた客観的データや科学的知見について、地域住民・県民に対して情報発信を行うとともに、双方向のコミュニケーションを重視した理解醸成活動を行っています。※(公財)環境科学技術研究所に委託して実施しています。
(公財)環境科学技術研究所 (公財)日本海洋科学振興財団 青森県(健康福祉部 がん・生活習慣病対策課)
調査の概要について パンフレット・ポケットブック はいほーっいんふぉ