再処理工場の異常放出時を想定し、放出される放射性物質による周辺地域あるいは青森県内広域の汚染に備えることが必要となります。そのため、工場周辺及び青森県内の主要な農産物であるナガイモ、リンゴを対象として、作物地上部に沈着する放射性物質の可食部への移行に関する正確な情報を取得するための調査を行っています。
ナガイモやリンゴの各部位（葉、果実等）の表面に放射性セシウムの安定同位体のセシウムを沈着させ、人工気象装置により降雨強度や降雨時間とセシウムの除去率の関係を求める実験や、作物の生育段階別にセシウムを負荷しその影響をみる実験等から、それぞれ作物の可食部等への移行・残留を明らかにする室内実験を行っています。
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