排出放射性物質影響調査

成果報告会年度別一覧

平成28年度 成果報告会 六ヶ所村開催報告

環境科学技術研究所・日本海洋科学振興財団 成果報告会(無料)

日時・会場

  • 日時:平成28年10月18日(火) 13:30~16:40
  • 場所:六ヶ所村文化交流プラザ スワニー 第1・2大会議室
  • 参加者:40名

実施内容

本成果報告会は、排出放射性物質影響調査を受託している公益財団法人環境科学技術研究所(環境研)、公益財団法人日本海洋科学振興財団(海洋財団)の共催で行われました。

環境研の小野理事長より開会の挨拶がされた後、前半では環境中での放射性物質の動きに関する研究成果について環境研の環境影響研究部及び海洋財団から報告され、後半では放射線生物影響研究に関する研究成果について環境研の生物影響研究部から報告されました。

成果報告会の様子

前半では環境中での放射性物質の動きに関する研究成果について公益財団法人環境科学技術研究所(環境研)、公益財団法人日本海洋科学振興財団(海洋財団)から報告がなされました。

前半最初の環境研の発表では、環境影響研究部の大塚良仁研究員から「アルファ線を出す放射性物質濃度を身の回りで調べました」と題して研究成果が報告されました。 なお、報告に先立ち、環境研の紹介や排出放射性物質影響調査及び環境影響研究の概要について説明がなされました。

続く海洋財団の発表では、折田常務理事より海洋財団の近況報告及び研究の背景についての説明がされた後、むつ海洋研究所分析部の賀佐信一研究員から「尻屋埼東方海域における海洋観測結果について」と題して研究成果が報告されました。

後半では放射線の生物影響研究に関する研究成果について、環境研生物影響研究部の高井大策研究員から「放射線の生物への影響は飼育環境に左右される」と題して報告がされました。なお、成果報告に先立ち、生物影響研究の概要や環境研の生物影響研究施設の紹介がなされました。

アンケート結果

1.参加者について

参加者 40名
回答数 24名  回収率 60% (内訳:男性 18名/女性 5名/無記載 1名)
年齢層
年齢層
過去の報告会参加の有無
過去の報告会参加の有無

2.本報告会を何でお知りになりましたか。また、主な参加理由をお聞かせください。(複数回答)

グラフ:開催情報入手方法

開催情報入手方法

3.講演内容について

アルファ線を出す放射性物質濃度
アルファ線を出す放射性物質濃度
海洋観測結果
海洋観測結果
放射線の生物への影響
放射線の生物への影響

4.講演資料について

アルファ線を出す放射性物質濃度
アルファ線を出す放射性物質濃度
海洋観測結果
海洋観測結果
放射線の生物への影響
放射線の生物への影響

5.ご意見、ご感想

(1)好評な感想・意見(全体)

  • とても勉強になりました。今後の業務に生かしていければ資料として利用させていただきます。放射線の生物への影響と飼育環境については、今後の研究成果が楽しみです。
  • 難しかったがすごく勉強になりました。又、来たいと思っています。

(2)好評な感想・意見(個別)

  • マウスの実験結果がとても興味深かった。今後のさらなる発展に期待したい。
  • 環境エンリッチメントの研究は、すばらしい。結果を出せることを期待しています。

(3)指摘を含む意見(意味が不明な部分もあるので少し加筆)

  • なぜアルファ線を出す放射性物質の中でポロニウム210に注目したのか?質問があった(進行者から)が、その辺の説明が欲しい。まとめはあるが、考察がない。研究途中と思われるが、その時点のでも欲しかった。
  • セシウム(Cs)は常にとりあげられていますが、素人にはそれが、環境若しくは人体にどのような影響があるのかは殆ど話された事がない様に思いますが、必要ないからでしょうか。研究者だけが判っていれば良いのでしょうか。

お問い合わせ

(公財)環境科学技術研究所 総務部 企画・広報課

環境科学技術研究所は、六ヶ所村で放射線や放射性物質の環境中における分布や動き、及び低線量率放射線が生物に及ぼす影響に関する調査研究を行っている研究所です。

【電話】0175-71-1240 (受付時間 平日8:30~17:15)
【住所】〒039-3212 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字家ノ前1番7

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