排出放射性物質影響調査

成果報告会年度別一覧

平成29年度 成果報告会 六ヶ所村開催報告

放射線の影響を探る〜排出放射性物質影響調査 成果報告会〜

日時・会場

  • 日時:平成29年10月12日(木) 13:30~16:40
  • 場所:六ヶ所村文化交流プラザ スワニー 第1・2大会議室
  • 参加者:77名

実施内容

本成果報告会は、排出放射性物質影響調査を受託している公益財団法人環境科学技術研究所(環境研)、公益財団法人日本海洋科学振興財団(海洋財団)の共催で行われました。

第一部では公益財団法人放射線影響研究所の前理事長の大久保利晃氏による基調講演、第二部では排出放射性物質影響調査(青森県より受託)を行っている(公財)環境科学技術研究所及び(公財)日本海洋科学振興財団から、その成果について報告されました。

成果報告会の様子

第一部 基調講演

第一部では、公益財団法人放射線影響研究所前理事長の大久保利晃氏から、「広島・長崎原爆被爆者の追跡調査について」と題してご講演頂きました。講演では、広島、長崎の原爆被爆者の影響調査について、個人別被ばく線量の評価や追跡調査の方法、これまでの調査で分かってきた放射線の影響や今後の影響予測について紹介がされました。

第二部 成果報告

第二部前半では環境科学技術研究所の成果報告として、環境影響研究部の山上研究員から「土壌から作物へのセシウムの移行を低減化させる」、生物影響研究部の山内研究員から「放射線の生体影響を防護剤で抑制する試み」について研究成果が報告されました。 なお、報告に先立ち環境研の紹介や排出放射性物質影響調査の概要、及びそれぞれ環境影響研究、生物影響研究の概要について説明がなされました。

第二部後半では日本海洋科学振興財団からの成果報告として、島海洋研究部長より研究の概要について説明がされた後、海洋研究部の石崎研究員から「青森県近海域海洋数値モデリングについて」と題した研究成果が報告されました。

アンケート結果

1.参加者について

参加者 77名
回答数 39名  回収率 52% (内訳:男性 30名/女性 9名/無記載 0名)
年齢層
年齢層
過去の参加の有無
過去の参加の有無

2.本報告会を何でお知りになりましたか?

グラフ:開催情報入手方法

開催情報入手方法

3.講演内容について

土壌から作物へのセシウムの 移行を低減化させる
土壌から作物へのセシウムの 移行を低減化させる
放射線の生体影響を 防護材で抑制する試み
放射線の生体影響を 防護材で抑制する試み
青森県近海域 海洋数値モデリング
青森県近海域 海洋数値モデリング

4.講演資料について

土壌から作物へのセシウムの 移行を低減化させる
土壌から作物へのセシウムの 移行を低減化させる
放射線の生体影響を 防護材で抑制する試み
放射線の生体影響を 防護材で抑制する試み
青森県近海域 海洋数値モデリング
青森県近海域 海洋数値モデリング

5.ご意見、ご感想

好評な感想・意見
(全体)

  • スライドの下にメモ欄(研究者の)があってとても理解しやすかった。

(個別)

  • 土壌から作物へのセシウム移行の発表は次年度もその次も聞きたいです。

指摘を含む意見
(全体)

  • パワーポイントが低いので、前列の方に影になるので見ずらい。
  • 休憩時間がわかるタイムスケジュールのようなプログラムがほしかった。

(個別)

  • 質問にもあったように、Csを10分の1に低減させるとかにすると、他の栄養価(元素)はどうなるのか?売れない米を作っても仕方がない。
  • セシウムを減少させて安全な米を提供すべきなので、3/4残るのは不安。
    ホルミシス効果が観察できなかったのは正しい研究なのだろう。

お問い合わせ

(公財)環境科学技術研究所 総務部 企画・広報課

環境科学技術研究所は、六ヶ所村で放射線や放射性物質の環境中における分布や動き、及び低線量率放射線が生物に及ぼす影響に関する調査研究を行っている研究所です。

【電話】0175-71-1240 (受付時間 平日8:30~17:15)
【住所】〒039-3212 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字家ノ前1番7

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