排出放射性物質影響調査

成果報告会年度別一覧

平成30年度 成果報告会 弘前市開催報告

環境科学セミナー 聞いて、なるほど放射線!

日時・会場

  • 日時:平成30年11月16日(金) 13:30~15:15
  • 場所:アートホテル弘前シティ 3階エメラルド 
  • 参加者:83名

実施内容

本成果報告会は、環境科学セミナー「聞いて、なるほど放射線!」と題して実施しました。

本セミナーは、青森県のエネルギー総合対策局原子力立地対策課の藤田課長代理の挨拶の後、第一部では放射線に関する講演や著書で有名な東京大学医学部の中川恵一氏より「がんと放射線、本当のこと」と題してご講演頂き、第二部では(公財)環境科学技術研究所から成果報告を行いました。

成果報告会の様子

第一部 基調講演

第一部の東京大学医学部の中川恵一氏の講演では、原子力発電所事故後の福島での支援の経験や、病院において放射線を用いたがん治療を行ってきた経験を交え、放射線によるがんに関して生活習慣によるがんと比較をしながらご講演されました。

第二部 成果報告

第二部の内容に関しては青森市での開催と同様になります。(→青森市開催報告参照)

以下に開催時の写真を掲載します。

アンケート結果

1.参加者について

参加者 83名
回答数 42名  回収率 51% (内訳:男性 11名/女性 8名/無記載 23名)
年齢層
年齢層
過去の参加の有無
過去の参加の有無

2.本報告会を何でお知りになりましたか。また、主な参加理由をお聞かせください。(複数回答)

開催情報入手方法
開催情報入手方法
主な参加理由
主な参加理由

3.講演内容について

第一部基調講演の内容について

円グラフ:がん放射線治療の最前線、とても良かった78%、良かった20%、あまり良くなかった2%

がん放射線治療の最前線

第二部成果報告の内容・資料について

牧草の放射性セシウム 吸収低減化に向けて
牧草の放射性セシウム 吸収低減化に向けて
母体内における放射線 被ばくの影響を調べる
母体内における放射線 被ばくの影響を調べる

4.再処理工場から排出される放射性物質に関連して行われているこのような調査研究(排出放射性物質影響調査)に興味を持てましたか。

画像:調査研究について 興味をもてた60%、特に変わらない9%、分からない5%、無記載26%

調査研究について

5.ご意見、ご感想

第一部基調講演の内容

  • スライドもわかりやすく、これまでに読んだ本の内容がつながったように思う。
  • 話が聞きやすく、理解できた。
  • むずかしかった。
  • 疑問点が解明できたこと、及び物事は正しく知ることが心理を認識。
  • 物事について正しく知ることが大事であると思いました。
  • 沢山の例をあげて説明されたので、細かいところまで良く分かった。
  • 子供のときから正しい知識が大事だということ。

第二部基調講演の内容

  • あまり興味なかった。
  • 日頃、疑問に思っていたことがはっきり理解できた。
  • 土壌に溶け出した放射性セシウムを根からしょくぶつに吸収されるので、すぐに溶け出さないような土壌を改良することの大切さを知った。牧草に限らず野菜に関しても同じと思う。低線量による特別な影響は特にみられないことがわかった。
  • 牧草のテーマは補足説明がなされたので完全にその意義がわかった。母体内のテーマは中川先生と同じくらいわかりやすかった。
  • 情報が多すぎるし、要らない説明がある。
  • 母体内がより具体的であった。
  • パワーポイントがわかりやすかった。
  • 高濃度放射線の影響がわかります。
  • 良く分かった気がする。
  • 専門用語が多かったので・・・・?
  • 土壌の性質の違いによってセシウム濃度は大きく異なる。必要な分だけカリを効果的な対策が必要である。
  • お米や野菜、体に取り込むものなので研究が進んで安全への道を歩んでください。目に見えないものなので、なかなか理解がむずかしい。
  • 多方面から実験を続けていくことで、放射能に対する利用することも正しく利用できるのでよいと思う。
  • 青森の農業が全滅になる。数人の説明はよくない。一人でやるべきだ。
  • データやセシウム137など専門用語がよくわからなかった。
  • レジュメがあって、とてもわかりやすかった。
  • 成果報告資料が良くできていて、わかりやすい。
  • 早口でききとりにくかった。
  • グラス資料で視覚に訴える形式が良い。(移行は吸収と同じか?)母体内は調査中の成果に期待!
  • 土壌の性質により濃度が異なることがわかり、カリウムに左右される、吸収抑制効果があり興味深かった。
  • 量や土の状態で差がでてくるということ。

本報告会で今後聞いてみたい話や、今回の報告会の感想・意見など

  • 次回また聞きたい。関心が増大
  • 現在までに解明されていることと、まだはっきりしないこと、どんな方向づけて解明されようとしているかわかるようにまとめたものが見たい。
  • うそ、本当クイズで目からうろこ。誤った考えを持っていました。生活習慣を改めて考えるきっかけとなりました。参加できてよかったと思います。
  • 放射線治療の実態をしりたい。死生観についてもお聞きしたいです。
  • 身内に甲状腺がんがあるので、もっと詳しく知りたい。環境科学技術研究所は以前に見学したことがありましたが、私たちの日常から遠い存在のように感じました。もっと身近なお話をお願いしたい。
  • なかなか聴講することのない内容のお話でためになりました。
  • 駐車場がいっぱいでした。講演の時間をもう少し遅くしてもよいのでは。ランチと同時になるので。
  • これからも機会があれば参加したいです。
  • 放射線の影響について地道な研究がされていることがわかりました。今後もがんばってください。
    がん治療に使われる放射線は、がん細胞を殺してしまうということか?がん細胞にならないのか。
    玉川温泉の岩盤から出ている放射線を浴びても大丈夫なのか?身近な場所の話題を。
    福島県の人たちの生活、現在の様子、放射線量、地域の取り組みなど実態について、具体的に紹介してくれると、関心を持ち続けることができると思います。
  • このような高度な講演について、聞いたことがありませんでした。今後も参加したいと思います。
  • 毎年行ってほしい。福島の東電のセシウムはどうするのか?
  • 正直なところ、次回は駐車場が広いところでやっていただければ、今回は講演の内容はよかったですが、この後、800円ほど払わないとならないのは、痛いです。
  • 食品は毎日食べるものなのでセシウムの研究を続けてほしいです。お米は特に心配されます。
  • 放射線について本当に知らないことが多かった。はじめからおそろしいもの、こわいものを決め付けていたのではないか、やはり教育現場で小さいときからの学習が是非必要だとおもいました。ありがとうございました。
  • 全体的に正しく説明仕様としている態度が感じられて良かった。分かりやすい資料でした。気になることは原発をやめたときの廃炉をどうするか、が気にかかる。
  • 日本は放射線によって滅びることになる。再処理工場はなくすべきである。
  • 免疫細胞の放射線被ばくの影響について研究していたら、結果を知りたい。
  • 次回の成果報告を聞きたい。
  • 勉強不足もありあまり良くわからなかった。
  • 放射線のことについて正しく理解したい。今後も継続してセミナーを開催していただきたい。
  • 放射線が細胞を破壊?変化?させるメカニズム、「物事は正しく知る」は心理なりと再認識させられた。研究者のデータ取りの苦労に敬意を表す!
  • 継続してまた成果報告をよろしくお願いいたします。
  • 理解できたような、というところです。もう少し勉強したいと思う。

お問い合わせ

(公財)環境科学技術研究所 総務部 企画・広報課

環境科学技術研究所は、六ヶ所村で放射線や放射性物質の環境中における分布や動き、及び低線量率放射線が生物に及ぼす影響に関する調査研究を行っている研究所です。

【電話】0175-71-1240 (受付時間 平日8:30~17:15)
【住所】〒039-3212 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字家ノ前1番7

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